死に場所を探して歩いた~帰りの時間だよ~
俺が、ネット上で最も怒りを覚える人種は、自殺する気なんてさらさらないのに、しにたい自殺したいと常日頃から言う人間である。
別に「自殺」を仄めかして人の気を引こうとしていることに怒りを覚えているのではない。
彼らが安易に「自殺」や「死にたい」と口にすることでそれらの言葉が軽くなる事に怒りを覚えている。
今現在、「死にたい」という言葉が夏場のゴミ捨て場のハエの如く大量に飛び交っている。そんな今のインターネット情勢では、「死にたい」などとつぶやいても「はいはい、どうせ死なないでしょ」で済まされる。
それが本当の意味で、心の底からの「死にたい」という悲鳴だったとしても。だがまあ俺も死ぬ気もないのにその種の発言を繰り返してきたからブーメランになってしまうのだが。
今日はそんなことを考えながら、ふらふらと酒を飲みながら街を歩いた。昨日の夜から一分たりともアルコールを体から抜いてない。
常に軽く酔っている状態をキープしながら過ごしている。
歩いて電車乗って、なぜか埼玉の奥のほうまでいって、道路の脇で寝たりもした。
自分でもその自分の行動の意味がわからなくて、これって俺何してるのかなあと考えたら答えが見つかった。
俺は死に場所を探してたんだ。しっくり来る場所を探していた。
口ではいろいろと前向きなことを言っていても、もうおしまいが近いんだと思った。
もう無理。しぬ。
だがやはり、人生のリセットボタンを押すなら俺が自分自身で押す。
誰にも押させない。「病気」にも、「殺人鬼」にも、「老い」にも押す権利は与えない。
そんなことを考えながら歩いていたが、ふと昨日知人と話したことを思い出した。
知人「お前、モンハン4G買うの?」
俺はそのときはあいまいなことを言ったが、酒を飲みながら歩いていると急激にやりたくなってきた。
家に帰りたいと思った。
今帰らないと明日の発売日に体調が崩れてモンハンを楽しめないと。
死に場所を探す云々言っていたのになんて男だ。
死に場所探し < モンハン4Gである。(この二つを並べるのもおかしな話だが)
まあ、死に場所を探すのは後回し。
俺はモンハン4Gをやるために家に帰って、今ブログ書いてます。