この喋るにきびをどうにかしてくれ
さっき鏡を久しぶりにみた。
グロテスクな男がそこにいた。
造形がきもいとかそういう問題ではなく、何か人間じみていない容姿をしていた。
うまくそれを表現できない。
しいて言うなら、滲み出る空気?
それにしても、どうやったら俺のような人間が育つのか?
空気を壊す天才というか、人の心に異物を投げ込む天才というか。
俺がいると場の空気が乱れる。漫画だと「シーン」といった擬音が空間に描かれる。
また、俺が喋ると人が変な顔をすることが多い。怒るとも笑うとも悲しむとも違う変な顔。リアクションに困るとはいう言い方が一番正しいかもしれない。
でも俺はなんでそのような表情をさせてしまったのかわからない。よくわからないのでここで「具体的にこういう発言をしたら困惑させました」という実例もぱっと出てこない。
そのような存在のせいなのか、腫れ物に触るように接されることも多い。
喋るにきび。
怒るでも注意するでもなく「こいつにどう接したらわからない」そんな雰囲気があいてから流れてくる。
一つ思うのが
「俺からどういうリアクションが返ってくるのか読めなさ過ぎて怖い」
ということなのかもしれない。特に社会人的な振る舞いが要求される場面での適切な振る舞いを俺はしらない。だから、相手にとって形式外の、想定外の技で打ち返してしまう。
だから相手は当惑する。
俺が球をしっかり受け取ってくれないので、相手は俺への送球を躊躇う。
この歳になってようやく「変な空気に周囲をしてしまっていること」に気づくことが増えた。
以前は全くそこが読めなかったが、今思い返してみると「変な空気」を何度も何度も人生で感じてきた。
また、以前より笑いが取れなくなっているから余計気になるのかもしれない。俺が変な空気にしてしまっても以前はそれが笑いになっていた。だから、俺が周囲とは違うと感じても、別に気にしなかった。
今は年齢のせいなのか、変な空気は変な空気のままだ。
人生のもう少し早い段階で気づいて修正できていればよかったのだが、もう遅い。
悪鬼。
誰か俺を成敗してほしい。
ああ、なんでこんな今日ネガティブなんだろ。
はは、薬が足りてないからかな。
増量増量。
頭のおくちゅりの時間でちゅよ~~~~~~。
全部気にならなくなりまちゅからね~~~~~~~。
レキソタン最強!