「どうしたの面接官さん震えてるよ?」
この記事タイトルの台詞は俺が発する機会を虎視眈々と狙っているものである。
シチュエーションはこうだ。
はげ散らかした「老害」とでも言うべき男が俺に圧迫面接をしかけてくる。
面接官の趣味だ。
企業>>>応募者という圧倒的な不等号での力関係を盾に俺を圧迫で追い詰める。それが面接官の何よりの楽しみなのだ。
しかし、俺は狩られるばかりのウサギではなかった。
面接官「おいおい、お前みたいなちゃらちゃらした髪型のやつがうちに入れると思ってるのかあ?」
盆次郎「ははは、面接官さんだって、スキンヘッドで派手な頭してるじゃないですか」
俺ははげた面接官の頭を指差す。
面接官の顔が引きつる。
これを契機に俺は面接官のこれまでの発言の矛盾点や、待遇、求人情報の虚偽、違法性を指摘していく。
面接官はみるみる内に青ざめる。いつの間にか狩る側が狩られる側になっているのだ。
俺は体が震えだした面接官を見ながら、凶悪な笑みを浮かべてこう言う。
「どうしたの面接官さん、震えてるよ?」
いいストーリーだ。
それはさておき、今週は予定が詰まっている。
面接2回に、CA(キャリアアドバイザー)との面接2回、CA(キャビンアテンダント)との合コン2回だ。(おもろいでしょ?)
面接のひとつは今日終わらせたのだが、震えたのは俺だった。
適性検査がまったくできなかった。1割もできなかった。算数むずうううううう。
呆れられた。なんだよ、あの適正テストとかいうやつわよ。まああそこが第一志望じゃなかったし、今回はあきらめるとするか・・・・「