コードレビュアーの実力勘違い問題について
ドキュメントやソースコードをレビューされる機会やレビューされる人を見る機会が最近多いんだけど、納得いかないことがある。
ドキュメントなどをレビューして貰うと
「〇〇さん、この観点が抜けてますよ。なんでこんな基本的な視点をお忘れになるんですかね」
「~の考慮漏れじゃないですか? しっかりしてくださいよ~」
って言われるわけよ。
それで
「〇〇さんってけっこう抜けてるよね。。」
ってディスられたり、
「こんな視点で指摘できる俺すごい」
とか、どや顔される。
いやいやいやいや。
お前が俺の考慮漏れを指摘できたのは俺より能力があったからではなくて、ただの立場の差だから。
レビュアーは客観的な視点で見れるから、レビューされる人が気づかなかった点を指摘できるわけでしょ。
繰り返すけど、それは能力差じゃなくてただの「立場の差」「視点の差」だから。(将棋でいうと、横で見ている人の方がいい打ち手を見つけられるのと同じ)
そこを勘違いしている人が周囲にいて、困っているんだよね。
ずっとレビューする側の立場の人がいて
「俺は周りの人間にはない視点を持っている。どやあ」
「周囲の人間の能力が低すぎる。どやあ」
みたいに、鼻がびよ~んって伸びてて。
で、一回俺が逆にその人のドキュメント見たけどひっくり返ったわ。
「ええ~~~~~~!!!! 俺にどや顔で指摘してきたこと自分もできてないや~~~~~~~ん」
って。
まあぶっちゃけ、ここまでは主張をわかりやすくするために誇張して書いたけど。
もちろん、レビューで指摘事項を挙げられる人間は優秀です。
レビューで指摘されることが多い人は精進が必要です。
ただ
レビューをする人はどんどん指摘はしていいけど、「俺は偉い」なんて思うのはほどほどに
レビューをされる人は指摘されたら素直に受け入れつつも、別に劣等感なんて抱く必要ないよ
ってこと。
あとチームでのレビュアーは固定にすべきではないね。
増長するからという話以前に、その人の好みのドキュメントやコードができあがっていくだけな気がする。
強いレビュアーが鎮座しているチームのドキュメント見たら「癖が強いなあ」って思ったこともあるし。