UMB2017本戦 UMB感想(結果 優勝Dotama)
UMB 2017の本戦の観戦を終えたので、印メモ程度に印象に残った試合の結果と感想を残しておきます。(MCの敬称は略させてもらいます。)
最初に言っておくと、呂布カルマが優勝できなくて本当悔しいです!!!
リベンジの観戦記も書いたので暇ならチェックしてね。(こちらは日記に近いです)
〜ベスト16まで〜
Dotama絶好調
dotamaの調子がかなりよかった。フリースタイルダンジョンでチャンレンジャーとして出てきた時を彷彿とさせる勢い。会場もdotamaを後押しする声が凄くて、今年はdotama行くかなって思った。相手も弱くはなかったと思うんだけど、dotamaのユーモアのある毒が刺さっていた。dotamaがライム読みをした所とか上がってしまったしね。
ムートン、初戦敗退
ムートンも悪くはなかったんだけど、フローの落とし所がいまいち決まらないまま進んでしまっていた。ムートンは咳をしながら現れたので、調子が悪かったのか??
それに対して、対戦相手の写楽のdisは的確。
調子悪くてもムートンはプロップス勝ちするかなと思ったけど、観客は意外に公平で冷静だったね。
ムートンは今年でバトルは引退するって公言してたけど、また来るって最後に言ってくれたので期待。
一回戦 MC松島 VS ○koopa
以前、この二人はバトルをしたことがあって、それはベストバウトとして評判になっている。
そのバトルはMC松島が「アッポーペン」っていうピコ太郎のモノマネをしながら英語でフローをして、koopaをおちょくっていたのが印象的な試合。
今回は逆にkoopaが「アッポーペン」って言って、やり返したのが沸いていた。逆にMC松島はパンチラインをうまく出せないまま敗北。残念。これも好カードなのでもっと後の試合で見たかった。
一回戦 マチネ VS ○我次郎mic
我次郎micがピエロの衣装を着て現れて、会場の空気を掴む。マチネも秀逸なライミングをしていたんだけど、我次郎MICの「俺はあと6着衣装を用意している」っていう言葉に皆んなやられてしまったか。。
dough boyが「衣装で勝ち負け選んでないよね??」って言ったのが印象的。確かに衣装で手を挙げた節がありました。。(我次郎のラップ自体悪いわけじゃなかったけど、多分コスプレしてこなかったら負けてた可能性高いよね。そのファッションなども含めての勝負だってことはわかるけど。)
一回戦 ○晋平太 VS 呂布カルマ
カードが発表された時、興奮で会場全体が揺れた。決勝戦レベルのマッチが一回戦目から披露されるなんて。。自分も心のボルテージが上がった反面、勿体無いという気持ちもどうしても拭えなかった。
試合自体は、呂布カルマがやはり優勢だったかな。晋平太のライミングはよかったけど、いつものバイブスがあまり感じられなかった。それに対して、アンサーを的確に返す呂布カルマが有利に試合を運んだように見えた。
晋平太が「延長になってもいい」って言った時に、「今から延長の事を考えて伏線張ってる」「俺はマイクチェックワンツーで真っ二つにするつもりだぜ」と返した時に勝負があったか。
ベスト16 ○ 呂布カルマ VS Disry
呂布カルマがふぁんくみたいなフローで始めたのはかなり笑った。
「お前レベルのMCならお試しで色んな手の内を見せてくぜ」
って呂布カルマが言ったのは新しい境地を見せつつも、呂布カルマらしくて面白かった。
ふぁんく絶好調
ふぁんくってこんなに強かったっけ?? ってほどライミング、フロー、ユーモア、アンサーが全て詰め込まれていて、並のMCでは到底立ち向かえないレベルだった。
〜ベスト16から準決勝まで〜
ベスト16 椿 VS ○Jake
初のUMB本戦出場のフィメールラッパーである椿とJakeの戦い。どっちもバイブスが強めのタイプだけど、jakeは対話もかなりできるタイプ。一方の椿はそこが少し弱くて、会話の主導権を常に握られている感じになっていた。椿も悪くなかったけどね。椿は最後、泣きそうになっているように見えた。
jakeのパンチラインは「女が一歩下がる時代は終りだ。男が一歩先に進む時代だ」。
椿にはまた出て欲しいね。
準決勝 ○Dotama VS MCニガリ
Dotama絶好調。全然失速をしない。会場の空気を持って行っていて「Dotama勝ってくれ」って手を合わせて祈る人も多かった。
MCニガリに対して「お前の楽曲ダサい」と何度もしつこく言うのは、昔の毒舌全開だった時のDotamaを思い起こさせる。この試合は再々延長になった末、Dotamaの勝利。
正直、MCニガリは今大会ずっと調子が悪かったね。フローは悪くないんだけど、アンサーが弱い気がした。Dotamaみたいに具体的でユーモアのあるDisをガンガン放り込んでくるMCには不利をついてしまったか。
準決勝 ○ふぁんく VS 呂布カルマ
去年はほぼ完膚無きまでにふぁんくを叩きのめした呂布カルマ。
ふぁんくにとってはリベンジマッチ。
そして、今回はふぁんくの調子が良く、立場が逆転。
呂布カルマは「俺はシーン全体の事を見据えている」といういつものスタンスを提示。それに対し、ふぁんくは「お前、目の前の俺に対して全然アンサーしてないじゃん」ってな感じの事をユーモアとフローたっぷりにアンサーする。
呂布カルマは揚げ足を取られると一気に崩れる。
上から目線の説得力が薄れてしまうんだよね。。
そもそも会場がふぁんく推しになってたし。。みんなふぁんくが入場した時にふぁんくの名前ばかり呼ぶんだもの。。
呂布カルマ、敗退。
そして、引退宣言。呂布カルマのいないUMBとか。。
決勝
○Dotama VS ふぁんく
近年、稀に見るハイレベルな決勝だったと思う。
ギャグラッパーと言われているMC同士の戦い。だけども、お互いにスキルを見せ
バイブスを見せ、ただのお笑いでは決してなかった。
甲乙つけがたい試合が続き、結局再々再延長になった。
互いのパンチラインが何度も何度も飛び出した。
Dotamaのバイブスもスキルも十分あったけど、ふぁんくのスキルとその多彩さは他のMCとは別次元にいるように感じた。めっちゃ強かったと思う。何度もいうけど、ふぁんくってこんなに強かった??っけ。
それを抑え続けたDotamaには賞賛。
おめでとう。感動した。
統括
UMBってオワコンだよな。。っていう気持ちが心にあったのは否定できないけど、ベストバウトと呼ばれるような試合は何度もあったし、まだまだ熱あるじゃんっていうのが率直な感想。
また、来年見に行きます。
ついでに、KOKも戦極も行きます。
細かい観戦記はまた今度書くのでお楽しみに。
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