25歳ニートが35万円で上京を企むブログ

ニートが上京をしてプログラマーを目指します。

夢を見せることで欝を治療する薬

 今飲んでる欝病の薬リフレックスには「多夢」の副作用がある。読ん字のごとく、夢を見やすくなる副作用。原因は解明できていないようけど、夢は眠りが浅い時に見るから薬が睡眠の質を落としているのかもしれない。

この副作用のせいで、寝ても睡眠を取った気がせずにひどくつらい思いをしている人もいるようだ。でも、自分にとってはこの夢が楽しくて薬には感謝してる。

 夢って楽しくない? いや、楽しくない夢もたくさんあるんだけど、夢を見た後のふわふわした感じが好きで、今では「今日はどんな夢を見られるかな?」と夢を楽しみにしながら寝てる。

夢が好きだ。非現実的なことを主観的に体験できるし、昔のことを思い出すとなにかせつない気分にもさせてくれる。懐かしい人が出てくる夢をみた後は、続きを見たくて二度寝してる。

昔の夢を見て起きた後は、初恋を鮮明に思い出した時みたいに胸がきゅうっとせつなく締め付けられる。

現実から切り離されたあの世界には苦痛が存在しない。嫌な夢を見ることだってあるが、現実世界で感じる生々しい「不安」や「苦痛」を感じたことはほとんどないな。

そういうことを考えていると、このリフレックスという薬が俺に夢を見せているのは、治療の一環行為じゃないかという気がしてくる。夢を見せることで現実を忘れさせて、憂鬱な気分を軽快させる。

夢を見せることで欝を治療する新手の治療薬、リフレックス。すばらしい薬が開発された。

 そういえば、前この薬を辞めようと思ったんだけど、夢を見られなくなるのが怖くて断薬を中止したっていうこともあったな。映画インセプションの世界観が俺を覆っているのかもしれない。