天下一品理論でブログを書きたい
天下一品は「スープに箸が立つ」と噂されるほどのドロドロこってりのラーメンで、好き嫌いが完璧に分かれる。
嫌いな人は一口啜っただけで、嘔吐。
しかし、好きな人は血液が天下一品スープにな中毒になる。
こんな尖ったラーメンの裏にはこんな思想がある。
「10人中9人がまずいと言うラーメンでも、10人中1人が必ずおいしいと言ってくれるなら経営は成り立つ」
これを天下一品理論と言う。
なるほど。10人中10人が好きになるようなラーメンを作ろうとして「まずくもないけど、特においしくもないなあ」というような無難なラーメンを作るよりは、天下一品のように尖ったラーメンの方がリピーターを確保できて利益も確保できるだろう。
尖ったものほど批判も多いが、人も強く惹きつける。
ちなみにこの考え方に立つと、「すごい嫌われているはずなのにテレビにはよく出てる芸人」とか「煽られていることが多いのに、アクセス数が多かったり書籍を出版できたりするブログ主」とかの疑問も溶ける。
「10人中9人が面白くないと思う芸人でも、10人中1人が確実に笑ってくれる芸人ならやっていける」
「10人中9人が面白くないと思うブログでも、10人中1人が確実に面白いと思ってくれるブログなら人気が出る」
ということなのだ。繰り返すが、過激で尖ったものほど批判も多い。しかしその分、ファンの熱狂度も高い。
どれだけ批判にまみれていても、一定数が支持してくれている限り生き残ることは可能だ。(本当に10人中9人に嫌われていたら流石に成り立たないとは思うが)
本当に恐れるべきは「10人中10人がおもしろいともつまらないとも思わない」ようなものを作ってしまうこと。
自分の頭の中には、常にこの天下一品理論があって
「無難なことを書いて端にも棒にもかからないより、批判覚悟で突き進もう。10人中1人が面白いと思ってくれればいい」
という気概でブログを書きたいと思ってる。
いやもうほんと、思ってるだけなんだけど。
実際、これが難しいのよ。
批判覚悟で尖ったことを書こうとしても、ただのひねた中学生みたいな意見や、2chで見たような浅い叩きになってしまってうまく書けない。
批判を受け入れる覚悟をしても、覚悟だけではやっていけない。
ブログなら100人中1人でも十分にやっていけるとは思うが、それでも100人中1人の心を確実に掴むには文章力が必要なのは間違いない。
そういう話はともかくとして。
これを読んでるブログ主で「書きたい話題があるけど批判されるのが怖い」という人は、ぶっこんでみるといいかもしれない。天下一品を目指して。
http://yamanekun.hatenablog.com/entry/2014/02/08/181904
稼げるのはどっち? クラウドワークスVSgoogle adsense
http://yamanekun.hatenablog.com/entry/2014/02/06/192950
訂正記事 google の懐は深かった!