シェアハウスは性が乱れてます。
シェアハウス初日の事。
契約は西新宿にある不動産屋のオフィスで済ませた。
無機質な言葉が書かれている契約書の読み合わせをし、鍵を渡された。「なくしたら1万円ですから」という言葉が俺の心を暗くした。年に1回は鍵を無くすのはもはや俺の慣例になっている。「1万円か・・」と心でつぶやいた。俺のクラウドワークスの半月分の稼ぎだ。
鍵を渡された俺は電車に乗り、シェアハウスまで向かった。この時点で緊張はピークだった。
どんな人がいるのか?
馴染めるのか?
無視されないか?
性は乱れているのか?
避妊はしたほうがいいのか?
道具の使用はOKなのか?
緊張を増幅させる疑問ばかりが頭に浮かぶ。
そんなことを考えいるうちにシェアハウスが俺の眼の前にあった。
緊張しながら1万円の鍵を差し込んだ。
「ごめんください」
と言ったが返事はない。電気はついている。俺はおそるおそる歩を進めて、自分のベッドらしき場所に到着した。ベッドの上には物が散乱していた。誰かの物置になっているらしい。躊躇していると、少しけだるいような声がした。
「ごめ~ん、それ私の」
振り向くとタンクトップを着た女性が立っていた。足も出しており冬なのに露出が多い女性だった。暖房が十分に効いているからだろうか。
お世辞にも美人ではないが、胸が前に大きくせり出していて、妙な色気があった。
「今片付けるね」
と女性は言って、ベッドの上のものを一箇所に集めて持ち上げ、別の部屋に持っていった。
「乱れ・」
と俺は小さくつぶやいた。
しばらくすると女性が戻ってきた。
「君が今日から入る人?」
女性は笑顔を作りながら言った。
「はい、盆次郎です」
ふーん、と女性は言って俺を値踏みするように視た。居心地が悪かった。
「君ならしてあげてもいいけど、するなら夜24時までにしてよね。私は朝早いから」
「する? 何をですか?」
俺は素っ頓狂な声を上げた。
女性は一瞬キョトンとして、笑った。
「そんなこと初めて聞かれたよ。エッチだよ、エッチ。決まってるじゃん。男と女が一つ屋根の下で暮らすんだよ? 他の人ともしてるよ?」
これが乱れか。
「エッチですか・・・」
と俺が言ったら女性はまた声を上げて笑った。
「そう、エッチ! セックス! まさか、童貞??」
「違います」
俺はきっぱりと言った。
「そ。ほんとかな? ま、いいや。とにかくよろしくねえ」
と女性は手をひらひらとさせて奥へと消えた。
これがシェアハウスの性の乱れか・・・・・女性の穴も男の棒も全てがシェアされるハウス。俺は胸の高鳴りを抑え切れなかった。
それから荷物の整理をした後、シャワーを浴びた。コインシャワー。100円を入れると5分だけ動くあれだ。シェアハウスでは一般的である。
シャワーを浴びた目的は当然ただ一つ。性の乱れを体感することだった。
他の住人が帰ってきていない今がチャンスだと思った。
シャワーを浴びて、歯を磨き、下着を替え、俺は女性の元へ向かった。
女性はベッドの上でファッション誌を読んでいるようだった。胸の谷間がこちらに見えて非常に・・・よかった。
「さっそくですがすいません、今からいいですか?」
緊張して話しかけたが、笑われた。
「いちいちそんなこと聞いてあんたはセックスするの? 面白いねー!」
俺は赤面した。
「あと、今日は駄目。生理だよ。匂いで分かるでしょ? やっぱあんた童貞でしょ」
「違います」
「ふーん、ま、いいわ。ま、長旅で溜まってるんでしょ? 口でしてあげるよ」
女性はタンクトップとブラジャーを脱ぎ、上半身裸になった。
服で押さえつけられていた豊満な胸が飛び出す。
俺はズボンを脱いで叫んだ。
「性の乱れさいこーーーーーーーー!」
ということを最近は想像しながら自慰行為をしています。
シェアハウスでの自慰行為はどうするのかと聞かれることがありますが、僕は普通にベッドでしてます。2段ベッドの上に人が寝ていてもします。2m先で人が作業をしていてもします。乱れてますね。
ちなみに僕が入ったシェアハウスは「女人禁制」なので女性との性の乱れはないと思います。
なけるぜえ。
よく読まれている記事
弱小ブロガーの大仰なタイトルには寛容になって欲しい。
http://yamanekun.hatenablog.com/entry/2014/03/05/115307
「ちょっと前まではアフィリエイトもおいしかったんだけどねえ」
http://yamanekun.hatenablog.com/entry/2014/02/22/183642
http://yamanekun.hatenablog.com/entry/2014/02/08/181904
天下一品理論でブログを書きたい