小説なんて書いたから人生狂った
眠れないから、夜の情緒の力を借りてキーボードを打つか。
昔こんな記事書いた。
要約すると最高傑作だと思った小説が1次予選落ちして、ボロクソ言われた。文章力の欄は最低ランクだったかな。文章が読みにくいっていうより、世界観の情景を文章を通じて浮かび上がらせることができなかったんだと思う。
人間の心理はうまく描けているっていう評価が唯一の救いだったっけ。
あまり小説家の話はしたくないんだけどな。お前のブログ、創作なの? って言われちゃうから。
まあ、いいや。
小説なんて書いてなかったら、もっといい人生だったかもって思うことが最近増えた。
高校、大学とずっと小説家を夢みてた。バイトもしてなかったかな。サークルは一ヶ月でやめた。だって、俺小説家になるんだもん。他の何かなんていらないでしょ?
クラスでバカにされても、彼女いなくても、友達がいなくても、小説家になった自分を頭に描くだけで救われた。小説家っていう肩書きが、俺の悪い所全てをなぎ倒して、吹き飛ばしてくれると思ってた。
道行くリア充にも呪詛吐いてったけ。
カップルが俺の前を幸せそうに歩いててさ。羨ましくて。
「小説家になればこんなリア充、印籠をかざすみたいにひれ伏させる」
って歪んだ慰めが頭にあった。
だっさいやつ。
周りとコミュニケーション取れなくても、バイトする勇気がなくても、サークルに馴染めなくても、全部全部小説が救ってくれると思ってた。嫌な事は「小説家になるから大丈夫」ですませた。
審判の日が来て、俺は小説家の肩書きを持ってるから救われ、くだらないキャンパスライフを過ごしてるゴミ屑どもは消える。
ただペンは進まず、プロットは書けない。
プロットを思いついたと思ったら、最近読んだ小説の焼き直しみたいなもんだった。
残ったのはメモ書きレベルの小説が数kbほどPCにあるだけ。
多感な時期は小説家という妄想に全て費やした。
他の人たちが経験しているようなことは全て白紙のキャンパスライフ。
小説も白紙みたいなもんだったから、まあ全部白紙の人生だったわな。
「白紙みたいな人生? 上等じゃん。白紙ならなんでも書けるってことでしょ?」
っていう陳腐な比喩を今思いついたけど、馬鹿野郎。比喩は比喩だ。
大学卒業してバイト初めても「それって大学のバイトとかで学ぶような基本的な仕事の進め方だよね?」って言われたっけ。
まあ、そもそもの話、別に小説家が他の人間の上位互換じゃねえから。肩書きに憧れてただけだろ?
それに、バイトやサークルしてりゃえらいわけじゃねえが、そんなこともできないやつの小説なんて浅くて読めねえわな。
小説を書かなかった俺のキャンパスライフを想像してみる。
サークル入って、バイトして、友達と飲んで。彼女もできるかもしれない。彼女の部屋に転がりこんで朝まで生セ◯クス。
人並みに人との関わり方を学んで、社会人になってもうまくやれてる俺がいるだろうな。
あー、小説なんて書かなきゃよかった。
ってここまで書いて思ったけど。別にそんなキャンパスライフ送りたかねえわ。
タイトルを決めて書き始めたけど、とんだ釣りタイトルになっちまった。
キャンパスでみんなが「チェケラチョ」してたようなことなんて、十分取り返せるわ。
俺は案外、この惨めな青春を過ごしてきた自分も嫌いじゃないんだわ。
ねむっ。
寝よう。
しりすぼみで申し訳ないけど。
不眠症でねれないから、子守唄代わりに文章書いてるんだわ。明日見てできが悪ければ明日消すかもな。
限定公開ってやつだ。
おやすみなさい。
まあ、予約投稿にしたからこれは朝投稿されるが。
ま。ありがとね。
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